ここ数日、暑さもかなりの物です。私の住む岐阜は39度などが何度も出ています。
この時期によくあるのが脱水や熱中症です。私の担当している人も80.90の方も多いので要注意です。
脱水といってもこれは水だけが出て行っているわけではないんですね。
水と一緒に塩分やカリウムなどのミネラル分も出て行っているんです。
塩分には体の中に水分を貯めておく働きもあります。一般的には塩分は取りすぎると高血圧の原因になります。それは体の中に水分が増えて心臓に負荷がかかるためです。しかしこれが無くなると水分を体に蓄えることが難しくなるため脱水をより良くない状況にしてしまいます。
水分の補給と共に失われた塩分、電解質関連の補給も大切です。
コーヒーも利尿作用がありますがそれでも定期的に摂取している人は影響が少ないと考えられますので、必要に応じて摂取するのは有用です。
場合によって水のみで水分を補うと塩分が希釈されてしまいこれが原因で水中毒の状況になることもあります。
少し難しいこともありますが、水分と中に含まれる電解質のバランスが悪くならないような摂取が重要になります。
この時期は高齢者の方はリスクが高い時期です。高齢化に伴ってのどの渇きが分かりにくくなったりすることが大きいかと思います。また、一般的に腎臓の機能なども若い人に比べると機能が低下していることが多いです。これは生理的なものもあるのですが、脱水などになると腎不全を起こしたりしますから注意が必要です。
同様に活動量の多いお子さんもリスクは高いと思います。
熱中症は急激に症状が進むことも多いので一気に水分をとるのでは無くて段階的に摂取するのが良いですね。