子どもさんが障碍を持った場合に関して、親はとても大きな意味合いになると感じる。
例えば、就職をする場合であってもただ働ければいいというわけにはいかない。
例えば、就労先での判断は仕事だけではなく、契約や金銭管理なども一つの課題になってくる。
働くという技能に関しては就労する本人による部分が大きいが、就労先で場合によっては何らかの金銭トラブルなどに巻き込まれるケースも無いとは言えないと思う。
障碍のある人の特性として非常に従順であるという側面がある。
これはそれぞれ異なるとはいえる物の、特に知的に障碍を有する場合、あまり疑うという概念が無い場合が少なくない。
加えていうなら、日ごろ慣れた関係であれば言われたことは確実に実行しないといけないという思いなどからトラブルになることも考えられる。
印鑑を持ってきてくださいや、必要書類にサインしてください。などいつもの関係だからと自然に内容を確認もせずにサインなどをしてしまう恐れもある。
成人になった後のこのような問題は生じてくるケースが多いと感じる。
保護者の手が離れたタイミングというのはそのようなリスクもついて回るといえる。
判断力に課題がある発達障碍児等は、成人しても親のサポートが必要であるケースが多いといえる。
契約に関する責任の所在というのは非常に難しいところがあるが、金銭関係のトラブルなどは他の親族にも影響が大きくなる。
成年後見制度などもまだまだ周知されていなく、窓口も理解していないケースが少なくない。
親と子の関係というのは障碍の有無ではないものの、サポートを必要とするものがあると責任の期間というのもまた、長くなる。
障碍のある親子に共依存が生じやすいのは愛情がベースにあるからではあるが、そこには子に対する不安や、心配も同じくらいの比率であるように感じる。
明日も訪問がある。新しい知識や見分に出会える一日になりますように。