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人は話を聞いてもらいたいという思いが根底にはあるように感じる今週でした。

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今週も支援でそれなりにバタバタした一週間でした。

現在の職場も昨年の11月からお世話になっているので早いものでもう1年近くになる感じです。

高齢者を今まで中心に仕事をしてきまして、ここ一年で障がい関連、殊更精神障障がいのある方との関りが増えたように感じます。

同じように何らかの障がいで困っている方の支援という点では違いはないと思うのですが、高齢期の特性などともまた異なり対応の難しさを感じています。

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誰かに聞いてもらいたいという思いは大なり小なりあるが本能的な欲求かもしれない。また、無条件に認めてほしいという思いもある。

そもそも何かに困って支援を受けることになることから大なり小なり悩みがあります。

日常生活に影響のないものであればうったえなどはそれほどでも無いことが多く、このような場合は「悩みを言い出しにくい」ということが無いかを考慮しないといけないように感じます。

一方自身の思いが強く、その影響が日常生活に与える影響が強い場合話は頻回になります。精神疾患のある方はどうしてもストレスに対する耐性が少ないこともあり不安感が増幅する傾向にあるようです。

これにより気分が落ち込めば抑うつ的に、場合によっては他者へ攻撃的になってしまうことなども多くあり、更に対人関係を悪化させるという悪循環に陥ります。

この他者への攻撃というものは自尊心に対する防御反応であると感じます。

いろいろアクションをしてはいるけれどもそれがうまくいかない。そんなモヤモヤ感があるのだと感じます。

診断名と実際の症状にはそれなりに乖離が有る事も多く、本人もそれに困惑することも多い。

精神疾患に関しては多彩な症状が出現することが知られていますが、これらは原則的には脳機能の働きの亢進や、抑制によるものであるようです。

これらに関したは画像所見上(CTやMRI)気質的な異常を認めにくい傾向が多いようです。

実際若い方で受診をしてもおおむねは問診で診断されることが多いようで、脳画像などによる診断もなされないことが多いようです。

このような側面もあり、仕事をしていると診断名などに複数の疾患名が付くことが多いように感じます。うつ病、統合失調症などが併記されたり、うつ病から双極性障害に名前が変わったりとこの辺りは、症状の多様性と同時に症状が一定でなかったり、実際診断される先生も診断名に苦慮されている様子を感じることがあります。

疾患のベースには現実をうまく受け止められない。解消方法が見つからない。困惑に伴うストレスなどが疾患に起因している例も多く、生活環境の課題による悪化が背景にあることも

ストレスの疾患誘発因子は、精神疾患に関しては大きいものがあるように考えられる。

もちろんストレスなどとの因果関係が不明なものもあるが、精神に支障をきたす場合は対人関係などによるストレスが誘発因子になっている事例、家庭の環境の悪化などが原因となっていることは多いと思われる。

少なくともこれらと関係のないと考えられる疾患も、ストレスや環境の変化並びに悪化により少なくとも増悪する事が多い。

このように考えると薬物療法などは当然であるが、環境の調整や悪循環に陥っている生活スタイルの改善案を提示することも精神疾患の治療には非常に意義のなる事ではないかと感じる。

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