私は今までどちらかというと高齢者関係の仕事がメインでしたが縁があって障碍関係のサポートもするようになりました。
高齢になると個人差がとても大きく認知症などによる認知機能の低下や、身体機能の低下など後天的な要因で身体機能が低下することがあります。これは後天的(生まれた後に)な要因がほとんどです。また、認知症に関してはごく一部を除き個人差はあるものの右肩下がりに悪化することが多いようです。
私はこのような方のケアに15年程度携わってきました。
そこに来て3年ほど前から障碍のある方の支援なども担当するようになりました。
障碍も内部、精神、知的、身体などそれぞれの特性があります。高齢者の方のように後天的というよりは先天的、後天的なものは半々くらいなのでしょうか?
私も障碍分野に関してはキャリアが少なくてわかりませんが、ここにきて国は障碍、高齢を一体のものとして支援するように方向性を改めようとしています。
これはいいことだ。
と少し思いましたが、よく考えてみると少し違うような気がします。
共存という言葉はとても聞こえがいいですし理想的にはそれがいいのかと感じます。
しかし支援をする中で、共存する以前に、個々の特性があります。
年齢もそれこそ新生児から後期高齢の方まだ異なっていますし、身体機能や、その時々の精神状態なども全く違っています。
やはり基本は個別援助ではないかと考えます。
生活のしずらさがある様々な方がある中で大切なことは、その人が今日より明日いかによりよく生きることができるかだと感じます。
色々な取り組みの中で軌道修正が必要かと感じますが共生の本当の意味合いを考えるタイミングに来ているように感じます。