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インデックスファンドで運用するコストの重要性
前回の記事では確定拠出年金の非課税の事等を書きましたが今回はどのように運用するべきかといった点を記載してみたいと思います。
山崎先生の著書などによるとそもそも確定拠出年金には様々な商品がありますが先生は先進国の株式、日本のトピックスに連動するものでの運用を推奨されているようです。
この点については
- 手数料が安い事
- 非課税のメリットが大きい事等
等が挙げられます。今回はここから手数料について少し書いてみたいと考えます。
手数料の問題
何事もそうですが相手に委ねるということは手数料が生じるものです。
口座管理をするにもやはりかかります。これは住宅ローンなどもそうなんですがサービスの先には人がいて生活をしていますからこれは避けようがありません。
しかしながら、資産を運用するときなどはどうしてもこのコストには目を向けていかないといけないわけです。
ご存知の方もあると思いますが投資信託にはインデックス(市場平均に連動するもの)、アクティブ(運用担当者が独自の采配で運用するもの)が大きく2種類あります。
一般的にはインデックスの方がアクティブよりも手数料が安くなることが多いと思います。
これはインデックスがアクティブよりもリサーチに要する時間などが少ないからと考えられます。
この場合しっかりリサーチされているアクティブファンドの方が一見優位に思われますが、長期的にアクティブファンドはインデックスに対して負け越すパターンが多いようです。(中長期的に良いリターンを出しているものもありますが。。)
これは手数料の分でアクティブファンドの手数料が高いからこのような結果になっていると考えられます。
このような観点から
- 非課税枠をいっぱいに活用すること
- インデックスファンドを中心に手数料を押さえた運用をすること
この2点でリターン率を上げる作戦が良いと考えられます。
また手数料に関する事ではどの金融機関を利用するかも大切です。
管理維持手数料も比較的安いのはインターネット系の証券会社になるようです。
箱(店舗)が無かったり、人員を少なくすることでコストが低く抑えられることがやはりコスト低減に影響すると感じます。
専門分野は専門の人に任せた方がいいというのが日本の金融文化な気がします。
悪いことがすべてとは言いませんが今の時代はやはり個々の金融リテラシーの向上が望まれます。
残念ながらこの点はあまり教育されることがありませんから自助努力が必要です。
福祉の現場で働く方は高齢化や、障碍の部分が身近な生活にあります。やはり何かあった時にという視点を忘れてはいけない気がします。
最後に山崎先生の著作のご紹介で終わりとします。
先生の著作は金融機関にお勤めながらとても中立な気がします。どこの金融機関で購入するにも先生の考え方は応用が利かせられますよ。