以前、施設で包丁を持って襲ってきた職員さん書類送検されたみたいですね。。。
何かまた、介護をする人が減りそうなイメージがありそちらも心配です。
暴力で事を解決することをよしとは思いませんが、今回はどうなんでしょうか?
一部でも「正当防衛」が認められないことに少なからずショックを受けます。
家庭的な環境で生活をすることが推奨されるこの社会ですが、例えば包丁なども日常生活常識の範囲で利用することが多いと思います。
「うちは不審者が入ってきた時に護身用として所持しています。」
などという人はいないと思います。
私も先日カレーを作りましたが多くの方はそのようなごく普通の使い方をするかと思います。
保管方法などに関しても指摘されている方もいたため、理解できる面もありますが、施設でも例えばユニットなどに放置しているとは考えにくいため、どの程度をもって刃物の管理といえるのかよくわからなくなってきました。
今回の案件も正当防衛という視点ではなく、お国側からすると、認知機能の低下のある判断力に問題がある人であるため保護の必要性があり、「管理監督が不十分」ということが言いたいのだと感じます。
私も、現場歴が長くというか、今もそうなんですが、やはりかみつかれたり殴られたり、意図的にナースコールを無秩序に押されたりと皆さんほどでないにせよ経験はあります。
投げ飛ばしたことをよしとはそれは思いませんが、投げ飛ばさないといけなくなった背景を正しく理解しないとどんどん離職者が増えるような気がします。
認知症はケアが重要ですが、精神症状などが前面に大きく出る場合は適切な環境や、服薬調整、医療機関への入院なども必要かと思います。
すべて精神論だけで済まない面が多々あるように思います。
治療的な環境と生活の場としての環境はやはり少し異なっていると思います。
施設などはその中間地点ですから難しいところが多い気がします。ただ、刑事訴追されるのが嫌だから、刺されたとか、逃げるというのも悲しい気がします。
また、同時に認知症になると全部が全部粗暴で包丁を持ち出すのか?と現状を分からない方が勘違いしてしまうのも可能性としてはあるわけで今回の事件は考えさせられるところです。
さすがに私は包丁で襲われたことは無いため何とも言えませんが、実際その場面なら確実に逃げていた気がしますし、生命の危機であれば、冷静さを失って応戦したかもしれません。
このような突発的な場合は当事者しかわからないことも理解すべきでしょう。
車が自分のほうに突っ込んできたら無条件に逃げると思います。回避行動をとるでしょう。
「どの角度で逃げると絵になるかな。。。」
などということは考えません。
私は職員さんを責める気にはやはりなれないなと。。。