介護保険とは結構違いがある
転職する前はケアマネをしていたのでここで私はかなり不思議に感じましたが、介護保険と違い障碍者支援では基本的に利用票、提供票という概念がありません。
介護保険ではケアマネの利用、提供票によるサービスの流れがありますが、障碍者支援にはこれらがありません。
突合という作業が無くなります。
また、介護保険では毎回行っていた月一のモニタリングがありません。
モニタリングは行政から指定された月に行くシステムです。
その為、訪問が数か月後、半年後などということも出てくる訳です。
正直相談支援事業者が少ない。。
居宅も数が多いわけではないのかもしれませんが相談支援事業所はもっと少ないイメージです。
おそらく、モニタリング月のみの公費の支払いであるため、事業が成り立ちにくい傾向があるのではないかと感じます。
その為、サービスを受けたいという人に対する需要がまだ整っていない気がします。ケアマネ以上に収益性に課題があることから参入どころか撤退もあるようです。
相談される方は介護保険と同じように深い悩みも多いのですが。。。
社会資源が乏しい
以前から感じていましたが、障碍のある方は基本的に交通手段に困る方が多いように感じます。
加えて、デイサービスなども高齢者のそれのような充実期には無く、入浴などの問題は訪問介護などが中心で自宅でというパターンが多いように感じます。
放課後等デイサービスなどはそこそこ充実していますが、需要とのバランスがどうしてもむらがあるように感じます。
社会資源がこの辺りと就労関係に偏っているイメージがあります。もちろん理念を持っていらっしゃるところも多いのですが、まだまだ必要なものが足りていないように感じてしまいます。
車椅子などを借りるにしても介護保険より煩雑になる事が多く驚いています
国が高齢者とのサービスの一体化にかじを切る理由がわかる気がします
私は今のところ新人ですが、介護保険から変わってくるとこのように感じます。
介護保険で充実している部分も、対象が変わるとまだまだ未成熟な市場もあると感じます。
これは高齢者に比べて障碍者の数が少ない事もあり介護保険の方に国が力を入れているのもあると感じますが、このまま障碍分野を放置すると生きにくい時代になってしまうと感じます。
それでも高齢期、障碍者では障碍の特性が違います。とりあえず一緒にして効率化を求めるだけでは立ち往生する場面も出てくると思います。
個別性とよく言われますが、それぞれの障碍特性に応じた支援が必要ですし、必要に応じて同時に提供することで助かる部分も現在の状況ではあるのではないかなと感じます。
当面は相談支援員の資格を取得して制度の理解を深めていきたいと感じています。