少子高齢化の時代ですが、昔から子供の教育費を積み立てるというとこれという商品だと思いますが、このあたりについてのチェックポイントを少し考えてみましょう。
元本割れすることもあるという話
学資保険というと満期まで積み立てると元本が増えるという認識が多いような気がしますが、ポイントを外していると損をしてしまうこともあります。
18歳になって使うことを考えると生まれて18年積み立てることになります。
これ自体は結構な長期投資です。
一見安全商品であるこの学資保険ですが、ここに特約が付いている場合があります。
例えば、親の死亡時に大きなお金が下りる生命保険の要素が付加されていたり、本来学資とは関係ない付加的なものがセットされている場合があります。
当然このような補償に関してはただではありません。
誰かがその部分を補填しているわけです。
それは他ならぬ自分訳です。
学資保険の主契約意外に、様々な特約を付けている場合特約貧乏になってしまうことがあります。
基本的に死亡保障と、学資の積み立て部分は分けて考えることが必要です。
主契約に何やらたくさん特約が付いている場合は想定した利回りが期待できないケースも出てきます。
長期的に積み立てるリスクもある
一時期は利回りのあった学資保険ですが現在ではそこまでの利回りが期待しにくい側面もあります。
少しでも増えればいいという考え方もありますが、長期間積み立てると場合によってはライフステージの様々な場面での急な出費に対応がしにくい側面が出てきます。
当然ここで解約をしてしまうと元本を割ってしまいますからこの辺りは考慮に入れる必要があります。
必要によっては適切な運用などをすると利回りが改善します。
昔の概念を継続していると今の時代は環境が違っていることに気が付かない
親の世代、私も30代ですから確実に学資保険にお世話になった世代です。このころは利回りが良い時代で、それなりに満期時に運用益が出ていましたが、現在は国債などの利回りが大幅に低下しています。
この低下を補うにはリスクを取らなければいけませんが、ある程度教育資金の言う性質上大幅な元本割れは保険会社もクレームの種になるためそこまで攻めの運用はできません。
安全資産での運用になるとどうしても利回りの低下は避けて通れないのですが、このあたりを感じ取って利用していないと元本割れや、想定の利回りの保証が受けられなくなります。
チェックポイント
主契約意外の付加保険料がある場合は満期時の金額が投資元本を割っていないか調べてみましょう
保証が必要な人は保証は保証で分けて考えましょう。
また、その場合も重複する保証がないかチェックしましょう。