国は在宅での介護に力を入れていますが、人手不足に関しては最近も仕事柄とても厳しいものがあるなとより思いを強くしています。
調整のときにやはり難しくなるのは
- 基本的な部分として人手がいないことからサービスが組みにくい
- サービスに入っていただけても時間が限られていたりすることで他社との調整が難しくなる
このような問題が出てくるかと感じています。
特に若い世代などは自宅での生活を望まれる傾向が特に強いと感じます。
これは施設の質などの問題以前に、若い世代というのは何物にも拘束されるのが心理的にきついと感じるところも大きいのではないかと感じます。
また、訪問介護自体は一時期、資本金などが少なくてもスタートができる。箱ものがいらない。職員さんをパートで雇用して人件費を少なくしてスタートなどというコンセプトで一時期とても事業者が増えた時期がありました。
しかし、この辺りは事業者としてのメリット部分が際立っているだけで、あまり働く側としてはメリットが少ないのかもしれません。
もちろん、短時間での勤務ができるというメリットがあり、お子さんが小さかったり、ご家庭の事情で働く時間に制限がある方には一定のメリットがあるのですが、その事情が改善され長時間勤務をしたくなる場合には経済的なメリットがなくなってしまい、安定している施設勤務にシフトされること等もあることから訪問介護の人手不足が厳しいものになる一つの構造なような気がします。
訪問介護自体は1人での仕事が基本になることから、人手不足の影響が際立って大きくななります。
参入も多かったのですが、恐らく人員がうまく集まらないからか撤退も多いように感じます。
加えて人員が少ないことから事業所の経営も厳しくなり閉鎖という事例も多いように感じます。
まだまだ調整力不足ですが、社会資源が安定供給されるといいなと感じるばかりです。