障がいの度合いや性質、また、その方が過去に築いたキャリアにより本来は多様な選択ができないと厳しい
日々支援をしたり相談をしていると感じることの一つとして福祉サービスでは就労する際の職業に大きな制約があるなと感じます。
福祉サービスで比較的多いのは軽作業系の物が圧倒的に多いように感じます。
具体的には箱詰め、梱包、組み立てなどの軽作業などが多いです。
これらは比較的取り組みやすく覚えやすいものです。
就労の形態としてA型B型に分かれたりするのですが、多くはこの辺りが中心になる事が多いように感じます。
利用される方も環境が様々である。
事業所では身体、知的、精神、難病などそれぞれ保有する障がいの種別もまちまちです。しかしながら行われる作業工程は概ね同じものが多いように感じます。
また、反復継続的なタイプの仕事が多く、これらを長期で継続していくと飽きてきたり、より高度の物が学びたいといった欲求が生じたときにこれらに対応することが難しいケースが多々あります。
過去に一般就労をされていたケースや、個人として専門スキルがある場合はそれらが将来への不安になるケースも
過去に何らかの専門職をしていたり、技術を保有されている方の場合、軽作業などがずっと繰り返すだけの作業になると「自分は何かの役に立てているのだろうか?今後自身の専門性を使うことなく過ごさないといけないのだろうか。。。
そんな不安がよぎることも少なくないようです。
これらはそれなりのストレスになりこれらが原因となり軽いうつ状態になってしまうことも少なくないようです。
どんな仕事がしたいのか?という視点は大切と感じます。
相談をする場合、これらを配慮しないとプログラミングなどの技術があるのに軽作業系の福祉サービスをやってくださいという選択になると短期的には社会参加的な意味合いで効果を認めても長期的にモチベーションを維持することが難しくなってしまうことがあるように感じます。
そのような場合ケースによっては短時間の一般雇用や、クラウドソーシングなどの選択肢も考慮するのがいいようにも感じます。
個々に応じた職業の選択は長期的に継続する仕事という点では選び方が慎重である必要があるように感じます。